更新度の低いブログ
毎年1回1年を振り返ることで気づきや決意を込める事ができていた。

しかし2021年は違った。

書こうとパソコンに向かったが、
出来事があり過ぎて1冊のエッセイ本が出来上がってしまう勢いになることに気が付いた。

長くならないように努力はするが
決してカップラーメンを待つ間に読むことはオススメしない。

少し時間に余裕があるタイミングでゆっくり読んでほしい。


2021年の大きな出来事のひとつが
私に季節の訪れを教えてくれていた祖母が亡くなったことだ。

梨の花が咲いたら風が強い時期がくる

祖母は自然の変化を目で見て、体で感じ
季節の移り変わりのサインを教えてくれていた。
足腰が悪くて家から出るのが難しくなって、山に行くことが出来なくなっても
「だんだい、筍出てきたんねが?」
見てもいない山菜の成長を季節の変化だけで感じることが出来ていた。

ずっと田麦俣の地域で過ごしていたからこそ
五感をフルに活用してきたからこそだと思う。

祖母の知識を受け継ぐことはできなかったけど
それでも一緒に過ごした29年間で
”人間のポテンシャル”を学べた事は事実だと思う。

Ameba Blog
94歳で亡くなったおばぁの姿は美しかった。


2021年の出来事を大きく箇条書きしてしまえば…

●山形・福岡2拠点生活
●再生医療の本格的治療
●聖火ランナー
●両下肢の大火傷
●絵本の作成
●iPS細胞・山中伸弥教授との対談
●つや姫大使就任
●YouTube10万人突破

こんな感じになるだろうか。

ひとつひとつを語っていきたいところだが…

まずは絵本のことについて話しておきたい。

自分が車いすになって過ごしていく中で
世の中と車いすの人たちが過ごしている環境や想いに
たくさんのズレがあると感じた。

じゃあなぜそのズレが起こるのか?

お互いに知り合う機会や環境がないからだと思った。
しかし
知って!知って!とこちらから発信しても
興味がない分野を知りにこようとする人は少ない。
だからこそ思ったのが

小さい頃から知ることでそれが普通の知識として
当たり前の環境として過ごしていけるのではないか

という事だ。小さい頃から身近に車いすの人がいれば
大人になってから感じる距離感は少なくなるはずだと考えた。

だからこそ気軽に読んでもらえる絵本を作りたいと思ったのだ。
クラウドファンディングで印刷代を集め
約90万円集まり300冊を印刷することが出来た。
そのうちの約220冊を自分が住む庄内地域の幼稚園・保育園・小学校・中学校
その他子供が関連する施設に寄贈する事が出来た。

でもまだまだ足りない。
もっと子供たちに読んでほしい。
販売した売上金を元にまた印刷をし寄贈していきたい。

絵本販売サイト kainos


2021年を終えて感じた事がある。

それは

自分の進化には人と関わっていくことが一番の近道

という事だ。

当たり前のことのようだが
同じ輪の中で過ごして、それが全てなように感じて
その中で塞ぎ込んでしまう人もいれば
その中だけでうまくいって満足してる人もいる。

進化を望んでない人には興味がない話かもしれないが
私は2020年に2021年をどう過ごそう、どういう事をしていこう。と考えている中で
自分には考え付かなかったような事が多く起こった。

その原因が”出会い”だ。

日々いろんな人と出会っていく中で
自分が知らなかった世界。考えつかなかった価値観。
そんなひとつひとつの火薬が集まって
時に大きな花火となっていったのだ。

自分自身が思う自分の力と
集まってくる火薬の質に差があり過ぎて戸惑う事も多くあった。

しかし
質の良い火薬をどうしたら上手く扱えるのか
どうしたらよりいい花火を上げることができるのか

そんな風に今まで自分の頭にはなかった知識を入れようとする為
結果的に自分の進化に繋がると思った。

自分には縁がない
自分には釣り合わない

そんな言葉など存在しないのではないかと思うほどに
自分が進化しようと思い続けて行動すれば進化できるんだと実感した。


私の格言は

なりたい自分になるために

なりたい自分になるためには自分が一番に行動していくのは当たり前だが
ひとりでは変わる事が出来ない。
人と巡り合う事も難しい。

だからこそ、まずは身近な人から、話せる人へ
自分がどうなりたいのかを伝える事が大切だと思う。

恥ずかしくて、馬鹿にされそうで言えなかった事を言ってみる。

私は出会う人に自分がしていきたいことをたくさん話す。
出来る道筋なんて今は無いような事も話す。
そうすると少しずつ道が出来ていく。
どれだけ彷徨いながらもいつかその道に辿り着く。
出会った人が巡り合わせてくれる。

こんなにも
人と出会って気持ちを伝えていく大切さを学べた1年はなかった。

 


福岡生活を始めて感じた事は

自然と触れ合い五感を休める重要性

福岡の居住地も比較的自然がある場所ではあるが
私が生まれ育った場所から比べたらやっぱり福岡は都会で騒音が常にある。

何かに集中したい時
窓の外からは走行音やサイレンの音が聞こえる
心地良い音は
野球少年達の青春が込められている声だけだ。

そうなると
以前よりもワードが浮かんでこなくなった。
これはただの言い訳に過ぎないのかもしれないが
私の体質的には
風の音、木々達が揺れ動く音、なんの生き物かわからない鳴き声
そんな声を聞いてないとワードが出てこないようだ。


2022年
もっと自分の本来の力を活かす為のリズムが作れるようにしていきたい。
自然と触れ合う時間を長く
自分の五感を衰えさせないような環境
山形にいない時でも作れるようにしていきたい。

そして
こんな風に文字を書いていく事が
自分と向き合える大切な時間だと気づいた。

このブログは特別だが
日々を振り返る時間を
車いす女子のOfficial Blog by Ameba blog に残していきたいと思う。

今年1年どんな人と出会い
どんな自分になっていくか
なりたい自分とはなんなのか
その答えを見つけていこうと思う。

p.s
伊勢神宮に参拝に行った際
俗に言う「感じる人」が私の事を撮影した際
不思議な現象が起きた。同じ角度で同じタイミングで撮った他の人のカメラには
そういう現象が起きてないのに、その人が撮るたびに
私の横に不思議な光が現れた。
この光の正体は一体…

カテゴリー: 未分類

1件のコメント

杉本和洋 · 2022年1月9日 2:31 PM

Macoさん
2022年
あけましておめでとうございます
+思考
これがどれほど大切なことか?
貴方に教えられたように思います
私とは親子ほどの年齢差がありますが貴方に助けられたことに他なりません
これからも頑張りましょう!
それと今の人生は神様が「私達なら乗り越えられるであろう」新たな課題を与えて下さっているのでしょう
素直に誠心誠意やっていきます

杉本和洋 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。